家政婦は見た!銀行員も見た!-中小企業の台所事情-

 
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経営と会計は違う?⑦

この計算方法は、先ほどの僕が始めたアパレル関係の商売の数字を具体的に当てはめてみると、より一層理解が進むと思います

4月度は売上高がまったくなかったので、利益計算は売上高がない場合には、それに対応させる費用計上をすることはできません。したがって、次のようになります。

4月度の利益=(4月の売上高-4月の費用)
      =0円-0円
      =0円の損失

5月度は、4月度に仕入れた商品の在庫を販売して売上高150万円を獲得しました。
よって、利益計算では売上高の数字は150万円で、それにかかった費用(在庫から費用への変換)の数字は100万円です。


5月度の利益=(5月の売上高-5月の費用)
      =(150万円-100万円)
      =(50万円)

つまり、4月度の利益はゼロで、5月度の利益は50万円です。
この数字は先に計算したキャッシュフローとは異なる数字です。



士學舎 ―実学簿記学校―
〒350-1123 埼玉県川越市脇田本町15-20 モナーク川越602号
049-256-7610
sato@shigakusya.com
http://shigakusya.com/

経営と会計は違う?⑥

しかし、利益は現金の収支とは関係ありません。

これから説明する計算式は一見すると、とてもおかしな感じがしますが、でも、実際にはきわめて理論的に考えられたものです。

利益は、ある期間の売上高を計算し、そこからその売上高を生み出すためにかかった費用(専門的には価値犠牲になったといいます)を差し引いたものです。

この表現には。とても重要なキーワードが2つ隠されています。

① 利益計算は、ある期間の売上高を対象に計算するという考え方

② 売上高を獲得するためにかかった費用を実際の支払時期とは、一切関係なく、その売上高に対応させて差し引くという考え方(=費用・収益対応の原則)


これを計算式に当てはめてみると、

ある期間の利益=(ある期間の売上高-その売上高を獲得するためにかかった費用)

ということになります。


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経営と会計は違う?⑤

答えは仕入れたからです。

それでは、5月に150万円の利益が出たのは何が良かったのでしょうか。これは商品を販売したからですね。
このことは、もし商売を成功させたいなら商品を仕入れるのを中止して、販売だけに意識を集中すればいいということを言っているように聞こえます。でも、そんなバカげたことにはなりませんね。


今まで、私たちが、確認したことは、キャッシュフローのことで、利益のことではありません。

4月に何も受け取らずに、100万円の現金を支払ったことは事実です。
また反対に、5月は何も支払わずに、150万円現金を受け取ったことも事実です。

実は、先ほど行った計算はキャッシュ・フローについてのものなのです。

ある期間の現金残=(その期間に受取った現金-その期間に支払った現金)
ということになります。

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経営と会計は違う?④

4月は100万円の損失で、5月は150万円の利益が発生したことになります。

この考え方が正しいとするならば、4月に損失が生じてしまったのは何がいけなかったのでしょうか。
答えは商品を仕入れたからです。

それでは5月に150万円の利益がでたのは、何が良かったのでしょうか。

これは商品を販売したからですね。このことは、もし商売を成功させたいなら商品を仕入れるのを中止して、販売だけに意識を集中しなければならないと言っているように聞こえます。でも、そんなバカげたことにはなりませんね。

今まで、私たちが確認していることはキャッシュフローのことで、利益のことではありません。

4月に何も受け取らずに100万円の現金を支払ったことは事実です。また、5月は何も支払わずに150万円現金を受け取ったのも事実です。


つづく



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経営と会計は違う?③

僕がアパレル関係の事業を始めることにしたとして、この計算式を当てはめてみましょう。

4月の初旬に僕は貯めたお金100万円を出資して会社を開業したとします。

4/15にその資金で100万円の商品を仕入れました。
5/20に、仕入れた商品すべてを150万円で販売したとします。

さて、それぞれの月に僕はいくら利益を上げたか計算してみましょう。


4月は、商品の仕入れに100万円を使っただけで、売上は一切ありませんでした。
この期間に先ほどの計算式(利益=収益-費用)にあてはめてみます。

4月度の利益=(4月の売上高-4月の仕入高)
      =(0円-100万円)
      =(100万円の損失)

5月は、反対に支出がなく売上150万円を得ました。

5月度の利益=(5月の売上高-5月の仕入高)
      =(150万円-0万円)
      =(150万円の利益)


この結果から、何が分かるでしょうか?

つづく

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