家政婦は見た!銀行員も見た!-中小企業の台所事情-

 
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経営と会計は違う?⑫

5月の僕の財産は、月初の100万円から月末の150万円へと変化した訳です。

つまり、財産が100万円から150万円へと50万円増えたことになります。

この増えた50万円が利益ということになります。


4月初め → → → → 4月末
現金100万      商品(衣服)100万円

4月は財産の移動があったものの、増減の変化はありませんでした。
利益=0


5月初め → → → → 5月末
商品100万円     現金150万円

5月は財産の増減がありました。
利益=50万円

このように、利益は、実は財産の変化を測るものさしなのです。(この例題は、「財務マネジメントの基本と原則」
デイビッド メッキン著、國貞 克則翻訳、東洋経済新報社 、2008年、を参考に加筆・変更したものです。)





士學舎 ―実学簿記学校―
〒350-1123 埼玉県川越市脇田本町15-20 モナーク川越602号
049-256-7610
sato@shigakusya.com
http://shigakusya.com/

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経営と会計は違う?⑩

財産=資産―負債

財産=(企業が所有している財貨及び再建の合計)-(企業が借りている金銭債務の合計)

この定義づけに基づいて、僕の商売に当てはめて、4月初めの時点の財産状態を計算してみると、

 財産目録

平成××年4月1日
現金  100万円
借入金   0円

→よって、4月初めの時点の財産状態は100万円ということになる。

4月の初めの時点の財産状態は100万円

ということになります。

4月初めには現金100万円があり、借入金はありません。
ですから、僕の全財産は4月の初めの時点では100万円です。

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経営と会計は違う?⑧

キャッシュフローの計算とは、4月度は100万円の支出で、5月度は150万円の収入でした。

これで、利益とキャッシュフローとが同じものではないことが、はっきりと確認できましたね。

利益=キャッシュフローではないとすると、そもそも利益とは何を意味して、何を測定することなのでしょうか。

企業の目的はお金を増やすことだとすれば、開業当初や年度当初なりに、ある一定のお金を持って、事業をスタートし、年度末になってそのお金を数えてみると、年度当初よりお金が増えていたということになります。
ここで、この表現が何を意味するのか慎重に考えてみることにしましょう。

「誰々さんが、お金をたくさん持っている」というときは、その人が懐やそばにお金を巨額に抱えていることだけを指しているのではありません。

土地や豪邸、高級自動車に宝石といったものを全部含めてお金持ちという表現をします。
つまり、財産のハナシをしているのです。

利益とは、このような財産を図るものです。もっといえば、利益は、財産の増減を測るものなのです。


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経営と会計は違う?⑥

しかし、利益は現金の収支とは関係ありません。

これから説明する計算式は一見すると、とてもおかしな感じがしますが、でも、実際にはきわめて理論的に考えられたものです。

利益は、ある期間の売上高を計算し、そこからその売上高を生み出すためにかかった費用(専門的には価値犠牲になったといいます)を差し引いたものです。

この表現には。とても重要なキーワードが2つ隠されています。

① 利益計算は、ある期間の売上高を対象に計算するという考え方

② 売上高を獲得するためにかかった費用を実際の支払時期とは、一切関係なく、その売上高に対応させて差し引くという考え方(=費用・収益対応の原則)


これを計算式に当てはめてみると、

ある期間の利益=(ある期間の売上高-その売上高を獲得するためにかかった費用)

ということになります。


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経営と会計は違う?⑤

答えは仕入れたからです。

それでは、5月に150万円の利益が出たのは何が良かったのでしょうか。これは商品を販売したからですね。
このことは、もし商売を成功させたいなら商品を仕入れるのを中止して、販売だけに意識を集中すればいいということを言っているように聞こえます。でも、そんなバカげたことにはなりませんね。


今まで、私たちが、確認したことは、キャッシュフローのことで、利益のことではありません。

4月に何も受け取らずに、100万円の現金を支払ったことは事実です。
また反対に、5月は何も支払わずに、150万円現金を受け取ったことも事実です。

実は、先ほど行った計算はキャッシュ・フローについてのものなのです。

ある期間の現金残=(その期間に受取った現金-その期間に支払った現金)
ということになります。

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